役員名簿・組織図(2024/2025)

【 役 員(2024.7.26時点での常任理事のみ抜粋) 】

会 長 荻野 純一 
副会長 江本 幸穂

専務理事 瀧澤 明博
常務理事 山口 繁
理 事 佐々木 淳
理 事 永井 順二

会長あいさつ

このたび、出口弘之前会長からバトンを託され、北海道バイアスロン連盟の会長に就任いたしました。重責ではございますが、国内最大の会員数を有するここ北海道を起点にジャパンバイアスロンの発展と振興の輪を全国に広げていく気概と決意をもって精進して参る所存です。

 

さて、昨今我が国のスポーツを取り巻く環境――とりわけ冬季競技――はあらゆる面において厳しさを増しています。

具体的にそれは少子高齢化により加速する競技者及び競技支援者の減少であり、経営基盤の強化により補助金依存体質から脱却し自立を求められる財務運営の難しさであったりしますが、バイアスロンにおいてもそれらは同様の課題であると認識しています。むしろ他のメジャーな競技に比べてより一層先鋭化・切迫した課題であると言えるかも知れません。

 

競技人口の減少は競技者を支える者と観る者の減少に直結します。そして、それらは即ち競技そのものの衰退を意味します。私はバイアスロンというダイナミック&スタティック・スタイリッシュ&タフな両価的魅力に溢れる最高にエキサイティングなスポーツが我が国で衰退していく姿をただ手を拱いて眺めているつもりはございません。

 

ヨーロッパでは人気No.1の花形ウインタースポーツとも評されるバイアスロンがここ日本で根を張り、芽吹き、大きく成長・開花するために、冬季競技の一大中心地である北海道が果たすべき役割が必ずあると私は確信しています。

 

北海道バイアスロン連盟はNF(National Federation:中央競技団体)ではなく規模の小さなPF(Prefectural Federation:地方競技団体)に過ぎません。しかしながら、小規模な地域団体だからこそ凝集性の高いヒューマンネットワークを構築することができます。そして、そんな強固なヒューマンネットワークこそがジャパンバイアスロンのこれからを支える根幹であり続けるでしょう。

 

時に風雪吹き荒ぶ寒冷厳しい環境下で行われるバイアスロンだからこそ、現場を支える競技団体と関係者には助け合い支え合うハートウォーミングなヒューマンネットワークが必要不可欠と考えます。ジャパンバイアスロンの未来のため、北海道バイアスロン連盟へのより一層の力強いご支援と温かなお力添えを心よりお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。

 

2022年7月 北海道バイアスロン連盟 会長 荻野 純一